…って!
そんな呑気なこと言ってる場合じゃ
なかった!
ツキは屋根の上で立ち上がると
イクアを睨んだ。
「下に降ろしてよ!」
そう言うとイクアは
不満そうにツキを見た。
「なんだよ、俺のこと嫌い?
俺はずっと探してたのに」
拗ねるようにイクアは言う。
「ずっと…?」
ツキがイクアと出会ったのは
ついさっき。
知り合いだった覚えもない。
ツキが首を傾げ、
怪訝そうにしていると
イクアが真横に来た。
「そう、待ってた
だってお前はココに
居るべきだったんだぜ?」
顔をグッと近づけられる。
「俺も人間じゃないから」
沈黙がおとずれる。
ツキは目を見開いた。
「ツキの、仲間なんだよ」
「え…ぁ」
仲間の狼なの?
ま近にあるイクアの目から
自分の目を離せなかった。
綺麗な青色ー…

