夏の日差しと狼のいろ。




その話が一段落つくと、ツキは旅についてウルーに話すことにした。


「ねぇウルー」


ツキが声をかけると、ウルーがゆっくり振り向く。


ウルーは耳を動かし、話を続けるように促した。


ツキはすこし、ためらいながら口を開く。


「私ね、結局自分が何なのか
わからないの、だからね…シルクにはもう言ったんだけど」


「?」


「旅を、して…みない?」


ウルーはしばしきょとんとして、その後心配そうにツキを見た。


アルもウルーにくっついてきょとんとしている。



「ここから離れて、大丈夫…なのか?」

ウルーの質問に心が揺らぐ。


しかしツキはまた首を振り考えを振り払った。


「いいの…だからっ」

ツキはすっくと立ち上がる。