夏の日差しと狼のいろ。




ツキが馬鹿にされてなお、ぽかんとしていると
ツキを無視して白猫少女はウルーに歩み寄る。


ウルーは大きく目を見開き、少女と目を合わせる。


「アル…?」


ウルーは少女の名前を呟いた。


その瞬間、少女はぱあっと顔を輝かせ、微笑む。


眩しい…見た目は14歳くらいなのに…


少女は嬉しそうにウルーに飛びつく。

「そうです!アルです!アルですわ!!」


アルは猫っぽくウルーの手にすりすりと顔をこすりつけた。


しかしウルーははっとしたようにでも少し怒ったようにアルを自分の腕から離した。


するとアルはびっくりしたようにウルーを見る。


ツキは二人を見比べるが状況がつかめない。


ウルーはやはり怒って、口を開いた。



「何でこんなことしたんだ?」


アルはびくりとその小さな肩をすくませた。


ウルーはただ、その質問をすると静かにアルを睨みだす。



アルはぽそぽそと何かいい、更に俯く。




「だって…私…
ウルー様を見つけたかったんです」


その様子は二日ほど前までとったく違い、別人?だった。



そんなことをツキが思っているとウルーが急に立ち上がった。


アルは更に体を縮こめるとウルーを見上げる。