夏の日差しと狼のいろ。



ウルーは軽くうなずくと白猫に声をかけた。


「じゃあ、さっきの…悲鳴は?」


ウルーがそう切り出すと白猫がばっとウルーのほうを見る。


白猫はそのままむっとしたがちょっと寂しそうにした。



『な、何でもありません!それより…やっぱり
 忘れてしまったんですのね』


白猫は意味不明発言(ツキからすると)をすると尻尾をぱたりとした。



それを聞いてウルーは「?」と首を傾げる。


白猫は琥珀色の瞳をうるる、と潤ませた。


『コレならわかりますか?』


ツキとウルーが首を傾げる中 白猫は怪我をした足でバランスをたてなおし、
クッションにきちんと座った。



その姿はやっぱり普通の猫とちがい、白さは輝き美しい。