夏の日差しと狼のいろ。




「どう?似合ってる?かな?」


 
立ち上がってくるりと回ってみたかったが足を怪我しているので代わりに髪をさらりとはらった。


「ああ」

ウルーは頷くと少し微笑む。


「えへへ、ありがと」

嬉しくて尻尾もぱさぱさと動く。


しばらく笑いあっていたその時だった。
 



 『ニ"ャ"ア"ア"アアアアアッ!!!!』





「「!!」」

ビクッ!と二人の体が跳ね、ツキとウルーは同時に振り向いた。


ツキは自分の尻尾が驚いて、逆立っているのを感じる。


もちろん、その声の主は


あの白猫だった。



「なっ…ななな、何っ!?」


ツキは逆立った尻尾を撫で付けながら白猫のほうをみた。


ウルーも自分の銀髪の毛を撫で付けるとそうっと立ち上がり、白猫のほうへ歩みよっていく。



ツキもベッドからふらりと立ち上がりと足を引きずりながら後に続く。




白猫はクッションの上で毛玉みたいに真ん丸くなっていた。


本当に毛玉と間違うくらい
真ん丸に……。


(ど、どうなってるんだろう…)


ツキはそう思いながらクッションを持ち上げ、ベッドへ運ぶ。


よろつくツキをウルーが横で支えてくれてたので転ぶことなく、たどりつき
ベッドへ座った。





依然として
  まんまる だ 。




 まったく、動かない。