夏の日差しと狼のいろ。




「…ん」 

ツキは明け方の光で目を覚ました。


窓からは薄明るい空が見える。



ツキはゆっくりと体を起こすと、あたりを見た。


隣ではまだウルーが寝ていて、向こうでは白猫がうずくまったままだった。



 「……。」


ツキはしばらくぽんやりと半眼のまま、座っていたが、やがてもう一度寝転ぶ。


さっきまでのようにウルーのすぐ横に寝転び、ウルーの腕の中に顔をうずめた。



温かくて、いい気持ち。



普段ならばそんなことはできないが今はウルーは寝ている。

寝ているウルーの横は温かくて幸せだった。

そしてツキはウルーの腕の中でまた目がとろんとしてくるのを感じた。


もう少し、このまま。



ツキは再び目をつむり眠った。