* 「…え、何あれ」 見てしまった。 杏里が神木くんの腕の中にいる。 っていうか、突っ込んだ。 一緒に帰ろうと思っていつもどおり杏里の教室まで来てみたら。 杏里の大きな悲鳴のような声がして。 何事かと思ったら、この光景だ。 ねぇ何してるの? 何があったの? …放心状態の胡桃。 そのあと、起きあがって、ひたすらペコペコ頭を下げ始めた杏里。 謝っているのだろうか。 …どくん…どくん。 焦る気持ち。 何これ…嫉妬?