「あの、……で、オレ、何をすればいいんでしょう?」
たぶん、オレは相当、情けない顔をして、先輩を見た。
だけど、先輩はいたって冷静に答える。
「キミには、手紙を書いてもらう」
手紙?
「誰に?」
思いがけない単語に、オレは思わず聞き返して、先輩に苦笑された。
「この流れで、ハルちゃん以外の誰に書くの?」
確かに。
オレは頭をかく。
「一言でいうなら、ラブレターだな」
「は?」
ラブレター?
ラブレターッ!!
オレからハルへの、ラブレターッッッ!?
思わず、叫びそうになって、慌てて口を押さえた。
自分の顔が真っ赤になったのが分かる。
「いえ、書きたくないってわけじゃ、ないんです!!」
言い訳するオレを、先輩は面白そうに見た。
遊ばれてる?
……いや、オレが勝手に、一人であたふたしてるだけか。
にしても、ラブレター!!
オレが、ラブレターかよ!!
「メールじゃ、ダメなんですか?」
「ハルちゃんに、メールなんかで、気持ちが伝わると思ってるの?」



