世界が逆転した日

「急に泊まったりしてごめん...。
みんなはもう帰った?」


「みんなって何?...急に泊まるも何も、だいぶ前から一緒に暮らしてるのに?」


...え?さっきから話が噛み合わない。

俺は昨日まで自分の家で暮らしてたのに。

もしかして。
自分のカラダを見ると、また女になっていた。

ということは、ここは...!


「亮ちゃん!なんで俺はここにいるの?いつからいるの?
明宏は...?」


亮ちゃんに不審な目で見られるけど、そんなのに構っていられないんだ。

一刻も早く、俺は。