世界が逆転した日

せ...生命体っ!?
俺の頭じゃさっぱり理解できない。
科学者ってそういうものなの?

俺の知らない間に、科学はそんなに発展していたのか...。



「ちょちょちょ、ちょっと待って!?
よく意味が分からない。

だってそれ、科学者っていうか、もう魔法使いの域だよ!?
そんなことできるなら、医者いらないから!」



「魔法使いだと考えてもらってもいいです。
高度に発展した科学技術は魔法と区別がつかないんです。


もちろん、一般の科学者はそんなことはできません。
俺は、特殊な研究をしているんです。
本来は...倫理的に人の生死に関わってはいけないんですが...。


もし知られたら、俺は学会追放なんです。


だからこれは、二人だけの秘密ですよ?」