そんなことを勝手に言われ、話がどんどん進んでいく。

道行く人に否定しても、貸す耳なしみたいで…





このままヒロちゃんと結婚なんて嫌だ!



私を引きずって離さないヒロちゃんから逃れようとするけれども、上手く逃げられない。

そして、ある一室に投げ入れられてしまった。





「ここでおとなしくまってろ。」


そう言い残してどっかにいってしまったヒロちゃん。

入れ替わりに、昌斗さんが入ってきた。



「さっきはその…手荒くして申し訳ありませんでした。」




いきなり堅苦しくなる昌斗さん。
土下座までして謝ってくる。



「そんな土下座までしないで下さい!」




何回かそんなやりとりをして、ようやく折れてくれた昌斗さん。

そして、ぽつりぽつりとヒロちゃんの過去を語り出した。