「おまえ、なんでここにいんだよ!?」 そ、それは私も聞きたいぐらいなんだけど…! おどおどしている私を見かねてか、ヒロちゃんは昌斗と呼ばれた人を自分の方へ読んだ。 少しして、バシンッという音と共に「いてぇぇぇ!」という声が響く。 音のした方を見ると、頭をおさえてうずくまる昌斗という人と、冷めた目で笑っているヒロちゃんがいた。 「んなわけねーだろ!な、茅沙?」 「へ?」 何のことかわからず、首を傾げる。 そこに、昌斗さんが口を挟んだ。 .