「…もうこんな時間か!」 携帯で時計を確認したヒロちゃん。 「もう遅いし、また改めて紅山凛也を探しに来るわ。」 そう言って「またな!」と去っていってしまう。 「ちょっと待って!」という、私の引き止める声も届かず、そのまま走り去ってしまった。 「凛也くんの居場所、教えてあげようと思ったのに…。」 まぁ、また来ると言ってたし、大丈夫かな?と楽観的に考えることにした。 それにしても…凛也くんはヒロちゃんと何処で知り合ったんだろう? .