「本当にごめん。このベッド、凛也くんの匂いがしたから落ち着いて…。」
必死に弁解する。
でも、その言葉を言った瞬間、凛也くんの目はさらに鋭いものとなってしまった。
も、もしかして何か地雷を踏んでしまった…?
近づいてくる凛也くんに戸惑う私。
逃げ場を探して後ろを確認してみるけれど、ベッドの上にいるためすぐ後ろは壁だ。
慌てて顔を前に向けると、もう目の前に凛也くんが立っていた。
「凛…っ!」
バフッと布団が音をたてる。
仰向けの私の上に、凛也くんは無表情で跨がっていた。
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