重いながらも目をあけたとき、窓の外は既に夕日によって紅く染められていた。




「やばいっ!」



寝ちゃったんだ!と勢いよく飛び起きる。

辺りを見渡すと、床でねっころがりながら雑誌をぺらぺらとめくっている凛也くんと目が合った。





「やっと起きた?」


「う、うん。…ごめん。」




「別に良いよ」と言って、また雑誌をぺらぺらとめくり始める凛也くん。




や、やばいかも…。


今までの経験上から、私は凛也くんがふて腐れていることを悟った。











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