「…っ!」 ぞわりとする。 最初はただ戸惑うしかなかった感触も、今では優しい感触に変わり、正直気持ち良い。 抵抗する気も完璧に失せた頃、凛也くんは私の腕から口を離すとニヤリと笑った。 「これがキスマーク。」 そう言われて自分の腕を見ると、たくさん付いている赤い斑点。 それは、凛也くんに触れられたところにあった。 「………っ!」 そのとき悟る。 キスされた所に出来ているということを。 .