それから、茅沙に近付く男子たちの牽制のためにある言葉を教える。


これで余計な虫はつかないだろう。





茅沙は、俺だけを見てれば良いんだ。


そんな感情が俺の心を渦巻いていた。












次の日、思った通り茅沙の首元についた赤い印は瞬く間に噂として学校全体に広まった。


いつもベタベタしてくる女子も、今日ばかりは遠巻きに俺を見る。

効果覿面か、と最後の決定打を打とうと茅沙の教室へ向かうと茅沙はいなく、屋上に行ったと教えられた。










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