そんな凛也くんだけど… どうやら、幼なじみの私には輪をかけて横暴なようだ。 「茅沙、お茶。」 「はい。」 「なんかお菓子持ってない?」 「飴なら…」 「えー、じゃあいいや。それ頂戴。」 いや、横暴というよりわがままなのか…? そんな成長の仕方をした凛也くんに比べ、私はパシリ度が上がり、今ではすっかり身についてしまった。 そんなパシリな私は、ミーハーな女子にとっては憧れの、普通の人たちにとっては哀れみのポジションに立っている。 .