律也が産まれてから、凛也くんは律也ばっかり。

いや、女の子じゃなきゃ…みたいなことを言ってた凛也くんを思えば全然良いことなのは明らかなんだけどね。



やっぱりちょっと寂しかったりもするわけで。



律也を寝かしつけるのを凛也くんに任せて先に布団に入る。
隣がぽっかり空いてることに空虚感を覚える。


寝れずにそのままでいると、少しして律也を寝かした凛也くんが布団に入ってきた。




「茅沙、もう寝ちゃった?」

「…………。」



寝たふりをする私。
目を瞑っていて周りがよく分からない中、ごそごそと近づく気配を感じた。





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