その日から、私は極力凛也くんのことを頼らないように、一人で生きて行けるように、こっそりとリハビリのようなものをしていった。 凛也くんの頼みごとを断る回数を増やして行き、凛也くんの言ったことに反論してみたりもした。 結局は凛也くんが正しかったから、最終的に折れたのは私だったけど… それでも小学校を卒業しようかというときには、見事に凛也くんからも卒業できるような心を持てていたのだ。 .