「ぷはっ!」



息が出来なくなって口を離す。

そして腕を見ると、見事に赤く染まっていた。




「つ、ついたよ!凛也くん!ついた!」


「しーっ。」



喜んで声が大きくなる私の口に人差し指をよせられる。

はっと口に手を当てると、凛也くんは頭を撫でてくれた。



「よくできました。」


褒められて顔が緩む。



「じゃあ次はここだな。」



そう言ってくいっと首もとを見せつけてきた凛也くん。
その様子に次のテストはきっと散々な結果になるだろうなって諦めた。






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