「茅沙……。」


ぎゅっと首に手を回してくる凛也くん。



あの告白の後から異常に甘えてくる凛也くんに最初は戸惑ったものの、今となってはもうあたり前と化していた。

なんだか子供みたいで可愛く思えちゃうんだよね。


それに、今までかっこよくて、背中ばっかり追いかけてきた凛也くんが、今度は私に正面から私を迎えてくれる。

それが嬉しくって、抱きついてくる凛也くんの背中をあやすように叩いていると、少し腕をゆるめて顔を覗き込んできた。




「ねぇ茅沙、俺のこと子ども扱いしてない?」


「し、してないよ!」

つい動揺してしまう。
思ってたことがばれたのかと思った…!






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