「次の休日あけておいて。」


そう言われた私はその言葉通り何も予定を入れずにおく。

今度はどこに連れて行ってくれるのかな?


そんな期待を胸に迎えた休日はいつもとは一風変わっていた。




「え、今日はどこにも行かないの?」


「うん。今日は部屋で過ごそうか。」




そう言って連れてこられたのは凛也くんの寮での部屋。

寮に入った時に寮長さんに会ったけれど、私を見てもスルーしてくれた。



……なんでだろう?

疑問を胸に抱きつつ、引かれるままにベッドに座る。その隣に凛也くんは座った。







.