「茅沙、飯「今日は天気が良いから屋上行こっか、茅沙!」…………。」


「茅沙、一緒かえ「そう言えば近くのアイス屋に新作出来たんだって!行こう!」………。」


「茅沙、次の休「次の休み、漫画のトーン貼るの手伝って貰えないかな?その……応募の日がもうすぐでさ。」………。」


ことごとく茅沙への接触を防ぐ私。
そのたびに奴は悔しそうな顔をする。



あんな奴に茅沙を取られてたまるか。
こうして茅沙の休日を貰った私は寮の部屋に茅沙を呼んだのだった。






「ごめんねー、散らかってて。応募しちゃえば元通りになるから!」


「ううん、大丈夫。それより美香ちゃん頑張ってね!私に出来ることなら手伝うから!」



そう応援されちゃ頑張る他ない。
トーンを任せて私は真っ白な紙にペンを走らせる。そうして完成させた漫画は今までにないぐらい完璧に仕上がった。










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