「ねぇ、茅沙さ、凛也くんにちゃんと気持ち伝えたっていったよね?」 「………うん。」 「じゃあさ、なんで今凛也くんは告白のラッシュを受けているのかな?」 そう言って美香ちゃんが指を差したのは裏庭。 そこには凛也くんと知らない女の子が2人っきりで何かを話しているようだった。 「女子たちが噂してるよね、凛也くんがフリーになったって。何、別れたの?」 「………うん。」 その瞬間、ガンッとフェンスを蹴る音が響いた。 .