「気にしなくていいよ。茅沙が目をつぶっている間に少し話しただけだから。」 「ね?」と凛也くんがその男の子にふると、その男の子は激しく首を縦に振った。 「そうなの…?」 「そうそう。だから、行こ?」 まだ完璧に納得したわけじゃなかったけど、今まで凛也くんが言ったことは全て正しかった。 だから私はその言葉に疑問はなかったわけで。 凛也くんに連れられて学校を後にした。 .