そして、とうとう桐原組と戦う日。


はぁ。緊張するー!


今、組の皆は広場に集まっている。


今から、父さんの話が始まるから。


皆、真剣に聞く。


でも、私は真剣に聞いてない。


だって、めんどくさいもん。


父「お前ら~~~絶対に死ぬなよ!!」

組員「「「「はい!!」」」」


おーおー。元気がいいね…


私は、眠たいよ…


だって、朝早く起きないといけないし。


父「じゃあ、稽古にいけ」

組員「「「「はい!!」」」」


組員が道場に行った。


私は、まだ広場にいる。


父さんに呼ばれたから。


でも、仁もいるから…


礼儀正しい言葉で言わないといけない。


『なんでしょうか?』

「桐原組は、意外と手強いはずだ。よくわからないが。だから、絶対に死ぬな!ボソッ))あと、思いっきり殺っていい」

『はい』


クスッ


父さんったら、私の事わかってるわね。


はじめから、思いっきりやる気だったけど。


仁もね。


桐原組、全員殺してやるぐらいね。


こっちの組の実力を見せてやるわ!