大貴「チッ」


また、舌打ちしたー!


剛「お願いです…大貴がうざくなりますので…」


私は、大貴を見た。


確かに…


私が帰った後、大変そうね…


『でも、私には関係ない。もう、族には…関わりたくないの…』


私は、無意識に苦しい声を出していた。


剛「菜々ちゃん…」

櫂人「……」

大翔「なーちゃん…」


ピクッ


なーちゃん?


なぜ、なーちゃん?


『なぜ、なーちゃんなの?』

大翔「えー?菜々より、なーちゃんの方が言いやすい」


確かに。まぁ。いっか。


大貴「入れ」


はぁ…


ウザイのが残ってた…


『もう、ウザイ。あなたたちの総長ってウザイね?』


皆が固まった。


はい?


なんで?


もしかして、禁句ワードだった感じ…?