感想ノート

  • やけどさん

    実話です(泣)
    ポニョめ〜。海水魚と淡水魚の区別をないがしろに!
    しかし、昔金魚さんにご近所を見せたくてポケットの中に入れてお散歩にいったらしいワタシには甥っ子の行動に口を挟む権利はないのでした。←本人には記憶も悪気もない。

    やけどさんの作品のは、手前でぷちっと切っちゃうか、窓の向こう側に通路があるとか、モニターがあるとかして、その窓や画面を画布に見立てて題名のプレートに「カゴノトリ」。
    みたいな?

    閉じ籠りに行ったはずが、精神の閉塞感に、閉じ込められている気分に。でもそれなら、扉が開いたら逃亡を目論むほうがリアルな行動なのですよね。あれ?
    ちょっと混乱。
    逃げられないほどにマインドコントロール?
    自分で望んで居るのなら、カゴノトリを演じている人?ありゃ。読み込みミスったかな?

    疾風さんのは美味しそう。
    しかし、お誕生日ではなく家族になった日。意味深。

    そして。
    妄想が暴走。
    ↑何を考えたんだ(笑)

    森ゆかり 2009/02/13 08:01

  • ゆかりんさん、あざーすっ!
    最後に死への揺りカゴを含ませたかったんすけど中途半端でモヤッてたんすよ。そっかもっとスッキリさせればよかったんだ!とスッキリしました。
    そして私はツムリシリーズに爆笑。オカアゴンでトドメ!かと思えば、ラストのシュールさのギャップがたまら〜ん。


    やけどさん、はじめまして
    ベタですいません……うちの猫もいずれです。

    えと、閉じ込められたのではなく、自ら閉じ籠ったのなら果たして本当の籠の鳥なんだろうか?という疑問を問いかけられたお話でした。
    テトラがいい感じに配色されてましたわん。


    疾風雷神さん、はじめまして
    テトラボール!芸術は爆発だぁっぽいイメージなんですが食べたい。そして、その妹が欲しい。出来ればイケメンの弟に変えて!
    是非……じゅる。


    あぁ、なんだか普通の感想でごめんなさい。つい、楽しんでしまった。

    花井さん……
    退散しない花井さんを初めて見たかも……


    皆さん、ありがとうございました

    蜘蛛谷レンズ 2009/02/13 08:01


  • 「そんなに沢山、何に使うんだ」
    香月がカゴの中から取り出す大量の飴を見て、思わず疑問を口にしてしまう。
    四次元ポケットか、そのカゴは。
    手提げにしても小さいサイズなのに、これでもかと飴が出てくる。
    「ふふ~ん、明日になれば分かるよ」
    満面の笑みで言われては何も言えない。
    「明日…何かあったか」
    ついぞ思い当たるところがない。
    「む~、お兄ちゃんやっぱり忘れてる~」
    香月が少し不機嫌になってしまう。
    何かまずいことを言ったようだが…
    「明日になったら、絶対びっくりさせてあげる」
    一瞬で表情が戻る。
    明日…なんだったかな…

    そのまま、台所を締め出される。
    居座った香月は、一人で大騒ぎしながら何かを作り始めたようだ。



    翌朝。

    窓を開けて塀の上を歩いて来る猫と遊んでいる所へ、香月が部屋のドアをノックする。
    「入っていい?」
    「ああ」
    入って来た香月は、何か包みを持っている。
    ははあ、さては昨日騒いでたのはコレか。
    「はい、バレンタイン手作りチョコだよ」
    「これのために、台所占領したのか」
    受け取りながら頭を撫でてやると、
    「それだけじゃないよ」
    香月はもう一つ包みを差し出す。
    「メインはこっち」
    「ん?」
    促されて包みを開けてみると、光沢のある物が。
    「これひょっとして、テトラボールか?」
    テトラボールというのはデパートに出店している洋菓子店の人気スイーツだ。
    チョコ、黒糖、キャラメル、飴という四つの甘味が絶妙に調和した、俺の好物。
    「ネットで一部だけどレシピ公開してたから、参考にして作ってみたの。味は自信ないけど…」
    不安気に言う香月の前で一つ食べてみせる。
    「…ん、キャラメルが少し固いな。普通の使っただろ。レシピには生キャラって書いてなかったかな?」
    「はう…」
    図星だったらしく、うなだれる香月。
    もう一つ口に入れる。
    「四つの甘味を合わせるのは難しいんだ。ここまで作れたら上出来だよ」
    「あ…」
    香月が照れたような顔になる。
    「ところで、今日はバレンタイン以外に何があったかな」
    それが、どうしても分からない。
    「あ~、やっぱり忘れてる~」
    頬を膨らませながら、香月は俺を指す。
    「今日は、お兄ちゃんが四人目の家族になった日なんだよ」

    疾風雷神 2009/02/13 01:48

  • DQ9発売延期とか、忙しいのに仕事増やしやがってからにこんにゃろう、、、

    と、レンズさんの猫は卑怯なのです、そういうのに僕は弱いのですw
    うちの猫もいずれは、、、うん、やめよう、

    ゆかりさん
    実は叙述トリックだったのですがダメでしたか、、、
    まぁいずれにせよ失敗でしたなあw
    てかフトンツムリっw
    吹き出してしまいましたw
    明日がどこに出るのかと思ったらお亡くなりになられてるし、、、読み返すと怖い(;´ー`)

    やけど 2009/02/12 21:38


  • 「明日も遊ぼうねっ!」

    枕を胸の下に敷き込み、肩から先をこんもりとかぶった布団から出したその姿はまるで伝説の怪獣フトンツムリのようだ。

    コタツムリと親戚関係にあるといわれるその幼獣は、枕元に置いたカゴの中へ入れられたガラス瓶へとまだまだ話しかけたがっていた。

    「今日はテトラポットのトコまでしか行けなかったけど、明日はもう少し沖まで出てさ、蟹とか船虫とか見せてあげるね?
    あとね、僕しか知らないおとっときの秘密の場所があるんだよ。それから……」

    「もう、寝なさいってば!」

    フトンツムリのかん高い話し声が段々と大きくなっている事に気付いた大怪獣オカアゴンが怪音波を発すると、幼獣フトンツムリは慌てて首を引っ込めた。

    そうして、数分もしない内に幼獣フトンツムリはただの寝相の悪い少年へと変身する。

    「ホントに手間のかかる子ねえ。」

    こちらもお母さんへと変わった影が、少年の蹴り飛ばした布団をきせかけてそっと部屋を出る。

    オレンジ色の豆電球の光がほのかに照らす枕元に置かれたカゴの中で。

    海水に放り込まれた赤い金魚は、白いお腹を水面に洗われながらぷかりぷかりとたゆたっていた。

    どろりとした白い眼で二度と訪れない明日の方を見すえながら。

    森ゆかり 2009/02/12 21:25

  • レンズさんのいいですねー。ケチつけて良いなら、最後は揺りかごを繰り返すんじゃなくって、棺桶を暗示するものが良かったなぁとか。
    んでも、頑張れニャンコ!
    んで、やけどさんのも素敵。惜しむらくはラストのシーン。なしでも良かったのでは?そこでぶったぎった方がいいような気もします。

    しかぁし。
    テトラで、思い付いたテトラポットと、熱帯魚のテトラのどっちも出ちゃったのです。
    ピンチです。
    ま、いいや

    森ゆかり 2009/02/12 21:18


  • ワタシハカゴノトリ

    四方を剥き出しのコンクリートが覆うだけの部屋を見遣り、一つ吐息を吐いた。

    灰色のこの部屋にあるのは、今自分が座る木製のベッドに、木製の椅子。同じく木製で造られた台座に乗せられたやや大きめな水槽。壁には硝子が嵌め込められた窓。そして、私。

    窓の前に置かれた椅子にそっと腰かけ、窓の外を眺める。これが日課。いや、他にやることもないというのが本当のところ。

    深窓の姫君……。なんてものではない。ここに閉じ込められた、まさに籠の鳥だ。

    窓の外を眺めるのが日課と言ったが、勿論水槽を眺めたりすることも、前はあった。

    それをやめた原因は、自分を見ているようで、憐れになったからだ。

    その水槽。熱帯魚が飼われているのであるが、全てテトラ系の淡白魚しかいない。何故なのかは、わからない。しかしそれを見て、自分にもテトラという名前をつけた。
    本当の名前はあるが、ここにいる限りは私はテトラだ。もしも明日このカゴから外に飛び立つ事が出来たなら、その時にやっと私は本来の名前を取り戻す。そう決めた。

    私は狭い水槽の中を泳ぐあの子らと変わらないのだから。……尤も、仲間がいる分あの子らは私よりも恵まれている。

    その時不意に、ギィと重苦しい音と共に扉が開けられた。

    私が目だけをそちらに向けると、若い男性二人組が、何か蔑んだ目でこちらを見遣り、食事の乗せられたお盆を床に置くところだった。

    忌ま忌ましげに睨んでやると、二人は一様に目を逸らし、早々と扉を閉めて立ち去ってしまった。

    軽く歯噛みし、私はもう一度外界へと視線を戻した。




    若い男二人は、部屋をあとにすると目を合わせあった。どちらからともなく、溜息が漏れる。

    「なんだってこんなこと――」

    「言うな。俺らは雇われているだけなんだから」

    釘を刺された男がまた深く溜息。

    「イカれてるよあの女。なんだって自分からあんなところに――」

    唐突に言葉を止めた。
    もう一人の男に目で止められたからだ。

    二人はやるせなく首を振りながら、そこをあとにするのだった。

    やけど 2009/02/12 17:29

  • ガクガクブルブル

    (>ω<)ノ〔読〕

    ペンコ 2009/02/12 15:02


  • ニャ………

    途切れた声をあげる老猫を膝掛け用の毛布でくるんで、頭をそっと撫でる。
    普段より明らかに、体温が低いと指先が感じる。急がなければ……

    彼は名はテトラ。
    テトラポッドの群れの中で見つけた小さな命だった。波間に揺れる段ボール箱はとてもじゃないが安眠を誘う揺りカゴとは呼べやしない。
    消えかけた灯火を何度も何度も息を吹きかけ、温めては揺らぐ炎を両手で囲い、もう一度もう一度と強く願った。

    あれから、十年が経った。
    いま、彼のろうそくは静かに終わりを告げようとしているに違いない。
    再度、もう一度と願うのは私のエゴなのかもしれない。
    それでも……、私は車の嫌いな彼を気遣い、キャリーバッグにお気に入りのクッションをひいて、彼を寝かせる。
    もう、抵抗すらしないされるがままの彼に涙が溢れる。

    車の助手席に彼を乗せると、とうとう涙がこぼれ落ちた。でも、泣いちゃ駄目だ。まだ、明日はある。そう信じる自分にしか明日は来ないんだ。まだ一緒に歩んで欲しい未来がある。

    そう下唇を噛み締めながら、私は車を急がせる。これが揺りカゴにならないよう懸命に祈る。
    その間ずっと彼は眠ったままだったから。

    蜘蛛谷レンズ 2009/02/12 14:40

  • お邪魔します。
    お久しぶりです。
    はじめましての方々、宜しくお願いします。

    ぐれさぁん、お昼にちょいと覗いてみたら面白そうな企画中だったので、サボって書いてみましたの。

    かなりベタですが、乱入させて下さい。

    Mっ気たっぷりで投下しますねん。

    追伸です。
    『エスプレッソ』の感想がちゃんと伝わっていて嬉しかったですのよ〜。

    蜘蛛谷レンズ 2009/02/12 14:40

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