「せんせい…うぅぅ…さみしいよぉ…」 「ばかだな。寂しくなんてないよ。お前は一生俺の生徒だ。どこにいても、変わらないから!!」 私の涙のせいで、 喜多先生のシャツの胸の部分が濡れていた。 「先生…本当に?ずっと私、先生の生徒?」 「あぁ、当たり前!!お前の人生、俺が見守っててやらねぇと心配だから!」 先生は、ポケットからマンゴーの飴を1つ出して、私の手に乗せた。 「約束だからお前の卒業式には、俺がマンゴーの飴持ってお祝いに来てやる!だから、もう泣くな!」