「由、ちょっと・・・なんで?」

留理は、由に担がれ

「僕、なごみママとおふろ入る~!」

バタバタと暴れてる。

「ダメだったらダメなのっ!」

由の行動の訳が分からない。

「ヤダ~ママ~!」

留理が叫ぶと

「ママって呼ぶなっ!」

私の代わりに由が言った。

「ヤダ~!」

まだ、留理がジタバタしてる。



「由・・・

私だって子供の一人や二人

それもこのぐらい大きくなってれば

お風呂にぐらい入れれるし・・・

それに、うちの姉の子供とか何度もお風呂に入れてるから大丈夫だよ?」


留理が可哀想で見かねて言ったら


「ダメなのっ!

和ちゃんが留理と入るってゆ~なら

俺も一緒に入る!」


はい?

今、何て?



「由、お前、いい加減にしろ!」



最後には社長の一言で

由は、留理を放した。



留理は、私のとこに戻って来て

「やっぱり、あのおじちゃんとおふろ入っていい?」



指差したのは


海パン姿の壁下さん・・・だった。