そこにはじっと私を見つめる怜斗。 怜「確かに、朔磨さんはお前を守って命を落としたかもしれねぇ…。だけどそれは大切な妹、お前を守るためだ。“梨羅を守れてよかった”そう言った人が恨んでるはずねぇよ」 梨「っ…………」 怜「それに言われたんだろ?“俺の分まで幸せになれ”って」 その言葉を聞いた瞬間、涙が溢れた。 そうだ、私朔にぃに言われたんだ。 どうしてこんな大事な事忘れてたんだろ。