梨「ん……」 目を覚ますと、見慣れない天井。 梨「はぁ~…」 思い出すのは、あの日の事。 私が油断しなければ、もっと警戒していれば。 梨「ごめんね…朔にぃ」 私は重たい体を起こした。 黒で統一されたシンプルな部屋。 たぶん総長部屋だね。 「……ら……の…か」 部屋の外から風にぃたちの声が聞こえる。 きっと佳菜が呼んでくれたんだね。