暗い教室からは女の人の呻き声が聞こえる。 おもわず、怜斗の腕に抱きつく。 今はもう恥ずかしいなんて言ってられない。 私はギュッと目を瞑った。 怜「梨羅、大丈夫だから目開けてみ?」 怜斗に言われて、恐る恐る目を開ける。 すると、目の前には長い黒髪の血を流した女の人。 梨「キ、キャアァァーーーーー」 お化け屋敷に私の悲鳴が響いたのは言うまでもない。