「「「「ありがとうございますっ」」」」 みんな… 怜「そこで、俺たちは決断したことがある」 怜斗のその言葉で、倉庫がまた静まり返った そして、次の言葉を待った 怜「今日を持ってこの金龍はーーーー 『蝶龍』として全国に名を広める」 その瞬間、日向と圭汰が”それ”を広げた そこには、白地に大きく金の糸で『蝶龍』と刺繍がされていて、そのバックには黒い蝶と紅い蝶、そして龍が描かれている族旗 どんどん視界がぼやけていく 隣を見ると、佳菜も泣いていた