天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~ <番外編>


鬼ごっこはだんだんエスカレートしていき、ついには屯所を出て京の町まできてしまった。


僕たちを追いかけてくるのは原田さんと平助くん。


翼鬼と新八さんはもう姿が見えない。


…どれだけ速いんだよ…。


走りながら考えていたら、


「天鬼、覚悟!」


「うわぁっ!?」


平助くんが僕の襟を思いっきり引っ張った。


「おっとっと…」


セーフ、なんとか転ばずにすんだ。


「さぁて、天鬼…」


平助くんの笑顔が黒くなる。


「覚悟、できてんだよな?」


「…あはは…?」


ヤバい、ヤバいよこれは。


捕まったら何されるか分からないので。


逃げました☆


「あっ、天鬼!」


「へへーん、ちゃんと捕まえておかないなんて甘いね、平助くん!」


「あーくそっ!」


…鬼ごっこ再開。