「お前の言う通り、俺は理解してないのかもしれない。
でも理解したいとは思ってる。

...本当だ。 なあ、お前が何を考えてるのか教えてくれよ、頼むから。」



俺の必死の嘆願も空しく、

だめ、自分で考えて、兄さん大好きだよ

と言ってあいつは電話を切った。




結局何が言いたいんだよ、お前は。
突然電話してきたと思ったら、
訳の分からないことを言い出して。


明日からミュージカルだぞ、俺は。
明日にそなえてホテルで休んでいたのに 。



そういえば、ミュージカルでも同じようなことを言われるシーンがあったな。