「しょうくん、あそぼー」


「いいよー。」



そういって公園に向かうあたしとしょうちゃん。



「かなちゃん、お家作ろうよ!」


「お家!?」


「うん。でっかいやつ。」


「つくろ!」



しょうくんがスコップで砂を盛って、あたしはそれをペタペタと手でおさえてかためていく。


ちょうどいい高さになると少しずつ2人で形をつくっていった。



「あたしね、大きくなったらしょうくんのお嫁さんになる!」


「ほんと!?ぜったいだよ!」


「うん!」



あたしたちは指きりげんまんして、約束した。