唇を離し、お互いの真っ赤な顔に笑みが零れる。 「…不安にさせてごめんな?」 「ううん…。…ねぇ、大好きだよ」 だからお願い。これからも、この腕の温もりを下さい。 大きな大きな愛を、私に下さい。 私も、精一杯の愛をあなたに贈るから……。 「…ねぇ」 「なぁに?」 「…今日、一緒に寝ていい?」 「……っ」 彼からの初めてのお願いは、初めての甘い夜を過ごすことになりそうです。 ...end