「凛♪新しいの見て♪」

「ヤダ。渉が載ってるのはもう見ない。」

「何で!?」

「何でも!!」



凛は頑固だ。



俺は逃げる凛を捕まえた。



「待ってよ。」

「何よ…。」

「凛ってさ、俺が好きでしょ?」

「好きなわけないじゃん!!」

「じゃあ何で避けるの?」



凛は何も言わないまま俯いてる。



「凛?」



顔をのぞき込むと涙目の凛。



「何で!?何!?俺何かした!?」

「した…。」

「何!?ごめん!!マジ…。俺、何した!?」



凛に何かした覚えは…。



ナイ。



「ムカつくの…。」

「えっ!?」

「渉が凛以外の女に触ってるのがムカつくって言ってんの!!」



やっぱり…。



凛は俺が好き。