いつからだろう… 龍太郎が返事をしてくれなくなったのは… 「もう潮時かもしれない」 幾度となくそう思った。 「やっぱり違い過ぎたんだ…」 そう思うのは何回目だろう アイドルとして華やかな活動をしている龍太郎。 普通の大学生の私。 出会った当時に戻ってやり直したい。 そうしたら未来は何か、変わったのかな… 「寂しいよ。龍太郎」 そんな心さえ、忙しい龍太郎には届かない。