『……消えそう』 ボソリと呟かれた私の言葉は、ショッピングモールの騒がしい音に掻き消された。 「……どっか行きたいとこあんのか?」 『適当にいこーよ!』 そのまま、うろうろしてたらあっという間に時間は過ぎて今は5時。 「そろそろ帰るか」 『ん~…』 眠たくなってきた目を擦りながら返事をする。 行きもバイクだった。 すごく安全運転だったけど。 「飛ばすか?」 私を持ち上げてバイクの後ろに乗せる。 『……うん!』 きっと目が覚めるだろうし、 楽しそうだったから。