笑う門にはオレ様がきた!!

あくまでもオレは
古くからの友人の気持ちを
無駄にしないために


次の朝、わざわざ早起きして
ベーカリーショップの向かいにある
カフェへと来ていた。


別に一目でもいいから
心音に会いたいとか
そんな女々しい事なんて…。


取り敢えず、
窓際のカウンター席を
陣取りエスプレッソを口に含む。


サングラスを少しずらし
向かいのベーカリーショップを
覗きこむオレに


隣のサラリーマンらしき
オッサンが不審者を見るような
目を向けてくる。


気にしてられるか。


ったく。