須磨さんは空になった
コーヒーカップから目を上げ
私を見据えると
「オレがいうのも何だけど、
ニューヨーク行きなよ。
あの街にはきっと得るものがたくさんあるよ。
それに今回の事、
和さんにとっても
相当辛い決断だと思う。
だけど、それでも君に
たくさんの事を学ばせて
成長して欲しいんだよ。
これから先の長い長い
君の将来を考えて
ほら、ことわざにあるよね。
かわいい子には
旅をさせようって
思ったんじゃないかな。」
コーヒーカップから目を上げ
私を見据えると
「オレがいうのも何だけど、
ニューヨーク行きなよ。
あの街にはきっと得るものがたくさんあるよ。
それに今回の事、
和さんにとっても
相当辛い決断だと思う。
だけど、それでも君に
たくさんの事を学ばせて
成長して欲しいんだよ。
これから先の長い長い
君の将来を考えて
ほら、ことわざにあるよね。
かわいい子には
旅をさせようって
思ったんじゃないかな。」



