笑う門にはオレ様がきた!!

今、私は展望台の一つ下の階にある
カフェに来ている。


そう、須磨さんとだ。


何度も何度も断ったのに
半ば強引にここへ連れて来られた。


「お昼食べたの?
オレ、まだなんだよね
近くで仕事した帰りでさ
実は腹ペコペコなんだよ。」


とメニューをペラペラめくる須磨さん。


何で、私とこいつが一緒に
ご飯食べなきゃなんないのよ!


あんたが腹ペコだろうが
私には関係ないもん。


あー、駄目だ。


やっぱり、無理だわ。


「私は結構です、失礼させて…」








グゥゥゥウウウウ~~


「………………」


自分のお腹のバカ正直さにへこむ。


「あっはっはっ!
食べていきなよ。
ここのカレー旨いんだよ
一緒でいいよね?」


…………っで、
結局、私は須磨さんと
そのカレーを食べた。


ーーーー確かに美味しい


食後のコーヒーまで
しっかりと飲みながら
須磨さんが言う。


「ところでさぁ
オレの事聞いた?」