魔法つかいになって憧れのアイドルと××

「お前、どこ行く気?」



ハッ。



病室を出て、通路の少し先にある角を曲がったところで、男の人に声をかけられた。



声のした方を見ると、そこにはハヤトがいて……。



「寝てなきゃダメだろ?……しかも、なんで泣いてんだよ」



「なっ、なんでもない…」



あたしは急いで手で涙をぬぐい、そのままハヤトから逃げようとした。



「待てよ」



グイッと腕をつかまれ、あっという間にハヤトの方に向かされたけど、



あたしは泣き顔を見せないように、俯いた。