相変わらず、纏うオーラが怖い。
「げっ…マリコ…」
めっちゃ嫌そうな顔しとんな、炬哲。
「なぁに、哲。何でそんなに嫌そうな顔してるのかしら?」
くふふと笑う顔が黒い。
「い、いや…マリコが…朝からやけに黒いから…(汗)」
あ、やっぱ炬哲にも分かるんやな。
真知田の黒さ具合が。
しかもやけに黒いときた。
今日は…何かが起きるんとちゃうか!?
「やけに黒い?失礼ね。あたしはいつも真っ白よ」
すっと自分の腕を見せ、撫でる真知田。
いやいや、そっちやあらへんて。
中身の話してんねんやんか。
「いやいや、冗談言うなっつの…。で、何かあんのかよ…」
じょ、冗談やったんか!!
さ、流石炬哲。
真知田と長ぉおるからやな。
よー分かってる。



