暫くすると寝息が聞こえてきた。
俺は炬哲の髪を手で梳くように撫で、部屋を後にした。
勝手に人様の家で料理はどうかと思ったが、しゃあない。
適当に鍋を出し、お粥を作り始めた。
俺の家では出汁とか、卵とか入れる。
葱も入れたいところやけど…炬哲は野菜あんまし食べへんからやめとこ。
作り終え、器に少し盛ってから部屋に向かう。
ガチャ
ひょこっと顔を覗かせると、炬哲はさっきより随分マシになったのか、スースー言いながら穏やかな顔で寝ていた。
無防備。
俺はそっと近づき、頬にキスした。
「んっ…」
ちょっと身じろいだ炬哲に、起こしたか?と思ったけど、また寝た。



