お前のことが…可愛くて仕方ないんや。


…………――そして、日曜。

朝早くから準備しとった俺のケータイが鳴り、ぱっと手に当てた。

「はい?もしもーし」

<ごほっ…げほっご、ごめ…ゆう…ぐれ…>

「え!?炬哲!?どしたん!?」

<がぜ…びいだっぽい…>

「えぇ!?」

そんなんありかぁ…(泣)

「てか、えっ炬哲、今何やってん?」

<ん…家、だれもいなぐで…ひどりでねでる…>

「何でおらへんの!?」

<親は旅行中で…あにぎだちはじごど…>

「マジかぁ!?え、俺今すぐ行ったる!!ちょー待ってろな!!」

<え…ぐんの…?道わがんのが…?>

「分かる分かる!!こっそり見に行ったことあんねん!!」

あ。要らんこと言うてもーた…

<お、まえ…けほっ…ズドーガーがよ…ズッ…>

「ま、まぁ。それはえぇんや。とりあえず、何かいるもんあるか?」