目の前で伏せ目がちに私の指を吸う高砂さん

今、私の心臓は止まりそうなくらいドキドキしていて

指の痛みなんか全然解らないよ

顔だって今にも火を噴きそうだ

私が完全にフリーズしている事に気づくと

「申し訳ない。つい小さい頃、妹達にやっていた癖で…」

私の指をサッと水道で洗い

「絆創膏を買ってきます」

と言って高砂さんは出掛けてしまった